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バッティングセンターとライディング

サンバーバンの1ヶ月点検を受ける為にスバルのディーラーへ。結構混雑していて1時間程かかるとのこと。なので時間潰しがてら隣にあるバッティングセンターに行ってみることにした。

バッティングセンターなんて20年ぶりくらい。高校生の頃、学校の近くにあるところで何度かプレイした程度。
もともと運動音痴で特に球技は大の苦手。学校体育で散々やらされたバスケやサッカーでまともに得点できた試しはない。
授業の方もただ生徒にプレイさせて、教師は見てるだけ。技術を教えてくれる事など一切なく「できる子」だけが楽しい時間。僕みたいなのにとっては辛い時間でしかなかった。野球も同様、バットを振ればほとんど当たらず、投げても遠くに飛ばず、フライも取れず。せいぜいキャッチボールが少し出来たくらい。

そんな具合だけど、まー久しぶりにちょっとやってみてもいいかなと。最近はスポーツもそれなりにやってるし、モトクロスなどで身体操作に意識的でもある。昔と感覚がどう違ってるのか、それを試してみたい気もあった。

中に入ってまずは受付。会員登録をしてチャージ用のカードを作ってもらう。
その間、店内を眺めているとマイバット持参の、割りと本格的っぽい人が目立つ。フォームもしっかりしているようだ。僕のような冷やかし半分で来てる人は少なそう。

1ゲーム25球300円。まずは初心者向けの60kmから初めてみる。脱力してバッターボックに立つ。軽くバットを握る。ボールをよく見てすっとバットを出す。当たる。その調子でやってたら意外にも結構当たってしまった。たまたま「2塁打」と書かれた看板に当たって賞までもらった。このバッティングセンターでは前に投手の映像が映しだされていて、腕の振りと球速が連動している。だからタイミングを合わせやすいのかも知れない。こうなると欲が出てきて、ちょっと格好いいフォームで振ってやろう、などという気になってくる。腰をすえて体幹に力を込めて速いスイングを試みる。当たらない。今度は力を抜いて軽くスイング。当たる。わかりやすい。

面白くなってしまったので、カードに1000円を追加チャージして、3回連続でプレイしたが、気合を入れる振るとダメ、力を抜いて軽く振ると当たる。これは変わらない。一度くらい思い切り振って当ててみたいものだが。

体の力を抜くのはあらゆるスポーツの基本。しかしフォームなどを気にしてしまうと自動的に体に力が入ってしまうという事がわかった。
バッティングはすぐ結果として出てくるのでわかりやすい。脱力とフォームを意識する事、これを両立させるのは相当に難しい身体操作だということなのだろうか。ここらへんが所謂「運動神経」とか「センス」などと呼ばれるものなのかもしれない。

これをバイクに当てはめてみる。さしづめ、球筋=路面、バット=バイク、となるだろうか。

オフロードバイクも初心者は何かとフォームをいろいろアドバイスされるが、一度全部リセットして「路面に集中して、無駄な力を抜く」を徹底してみるのもいいかなと。ただこれには、自分に合わせたマシンをきっちりとセッティングすることが前提、「マシン作り」にもリソースを割いていかなきゃな。