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3/23 モトクロスビレッジ YZ125のキャブセッティングと点火タイミング

この日は同行者の方にYZ125のセッティングをいろいろ教えて頂いた。

まずはキャブセッティング。

YZ125に乗り換えてまず最初に躓いたのこれ。本や雑誌で調べてみても、理屈はわかるが具体的にどうするのかわからない。人に聞いても何かいまいち。どうしようもないので、とりあえずはエンジンがちゃんとかかってプラグがかぶらなければいいや、ぐらいの感覚でセッティングをしていた。具体的にはメイン、ニードル、スロー、全部標準、夏でも冬でも。一応はこれで走行できるんですよ。

そんな感じでエンジンかけて暖気してたら、「濃いんじゃないのか」との指摘、そのまま教えてもらう事に。
十分に暖気した後、全開→閉じる→小刻みに煽る。この時にブスブスせずにパーンと吹け上がるかどうか。スローからメインに切り替わるあたりなので、ここでちゃんと吹け上がらないと、コーナーでモゴモゴすることになる。こういうのは2ストの特性だと思っていたが、そうではないらしい。で、全体的に濃いとのことなのでスローを1段(#40から#37.5)、メインを2段(#430から#410へ)下げた。そして試走。

すごく良い。無理に煽らなくてもちゃんと回る。コーナーでモゴモゴしない。あまり半クラ当てなくてもスロットルを開ければ素直に吹け上がる。エンストの気配もない。これでも良かったのだが、試しにメインをもう1段下げの#400に変えてみる。よりピックアップが良くなったのでこれに決定。

「2ストはモゴモゴするのあたり前、だから常時全開、速度調整はでクラッチワークで」というのをずっと聞かされていたので、「普通のバイクみたいに走れる」というのにかなり驚かされた。もちろん速く走るには、半クラ当てて回転落とさないようなテクは必要ではあるけれど、当てないなら当てないでもそれなりに走れる。

次は点火タイミング

CDIマグネトーのカバー開けて設定する。
通常は上死点から少し過ぎたところ、ピストンが下がり始めた時に点火されるようになっている。これを少し早めて上死点到達前、混合気圧縮中に点火するように変更。低速トルクが増して乗りやすくなった。


わかりにくいが、ローターを留めてある3つのプラスネジの部分、通常はネジ穴が見えないようになっているが、反時計周りにズラす事で右側に穴が見えている。

これらのセッティングによって劇的に速くなったりすることはないが、疲労軽減効果はすごい。いくらでも走っていられる。筋肉痛もほとんどなし。バイクの練習でこれほど疲れないのは初めて。まだまだリハビリ走行というのはあるにしろ、それでも前はもっと疲れたからね。

あとは、前後ソフトスプリングの具合も良いし、マシン作りはほぼ仕上がった。あとは乗り手ですな。